2025/06/15
アーティア武器とは何か?
アーティア武器はワイルズで登場した武器のことで、設定的には「古代文明の武器をパーツから組み立てて、再現したもの」といった感じです。
アーティア防具は過去作から存在していましたが、今作にてアーティア武器がエンドコンテンツの1つとして実装されました。
生産方法/パーツの入手方法
生産は加工屋にて「アーティアパーツ」と呼ばれる専用素材を3つ使うことで行います。
パーツは上位の調査クエストで歴戦の個体を狩猟した時の追加報酬で入手することができます。
アーティアパーツには種類、レア度、性能タイプ(属性)、アーティアボーナスが設定されています。
パーツの種類には刃、筒、盤、装置があり、武器種によって使うパーツが異なります。例えば大剣のアーティア武器を生産する場合、刃を2つ、筒を1つ消費します。

パーツのレア度には6,7,8が存在していて、生産時はレア度を揃える必要があります。使用したパーツのレア度に応じて生産される武器のレア度が変化しますが、性能面から考えてレア度8のパーツで作るのが基本です。
調査クエストで入手できるパーツのレア度は、クエストの難易度に応じて変わります。
例えば★5ではレア6、★6ではレア7、★7,8ではレア8のパーツが入手できるようになっています。(歴戦狩猟の証と同じ区切り方になっています)
レア8パーツを集める際は、追加報酬としてパーツが大量に設定されている調査クエストを周回する必要があります。下の画像がパーツが大量に入手できるクエストの例

「歴戦狩猟の証Ⅲが入手できるモンスター+α」の2体クエストで、パーツの報酬枠が多いクエストが、神クエと呼ばれている調査クエストになっています。
パーツの性能タイプとアーティアボーナス
パーツの性能タイプ(属性)は全部で9種類あり(火、水、氷、雷、龍、毒、爆破、麻痺、睡眠)、アーティア武器生産時に選択するパーツによって、武器の属性が決まります。
アーティア武器生産時には3つのパーツを選択しますが、3つの内2つ以上の属性が一致していれば、生産したアーティア武器がそのパーツの属性になります。

先ほどの画像の様に「火属性タイプのパーツ×3」で生産すると、火属性のアーティア武器になります。加えて、同じ属性のパーツ×3で生産すると属性値にボーナスが加算されますので、属性アーティア武器を生産する場合、同じ属性のパーツ×3で生産するのが基本です。
なお、3つの性能タイプが全て異なる場合、無属性になります。ちなみに無属性になったからといって攻撃力が高い無属性武器が作れるわけではないので、基本的に無属性アーティア武器を作る理由はありません。
アーティアボーナス
性能タイプ(属性)に続いて、アーティアボーナスについて書いていきます。アーティアボーナスは基礎攻撃力増強と会心率増強の2種類で、1つにつき基礎攻撃力又は会心率が+5になります。

アーティア武器を生産すると、このボーナスは「アーティア生産ボーナス」として装備詳細画面に表示されます。会心率を+15%にするか、基礎攻撃力を+15にするか選択になりますが、基礎攻撃力増強×3にするプレイヤーが多い環境になっています。
というわけで、ここまでのことを考慮すると、自分の作りたい武器種に必要な属性、アーティアボーナスのパーツを集めて生産することになります。
例えば火属性アーティア片手剣を作りたい場合
・砕かれた古刃(火属性タイプ・基礎攻撃力増強)
・潰された古筒(火属性タイプ・基礎攻撃力増強)
・ひび割れた古盤(火属性タイプ・基礎攻撃力増強)
の3つを集め、生産することになります↓

狩猟笛の旋律、ガンランスの砲撃力、スラッシュアックス・チャージアックスのビン、ライト/ヘビィボウガンの弾、弓のビンはアーティア武器の属性と連動しています。
ガンランスについては、砲撃力が「ふつう」でしたので、生産武器の護鎖刃銃槍ガルホートに劣っている状態でしたが、Ver1.011にて無属性以外の砲撃力が「やや強い」に強化されたので、ガンランサーもアーティア厳選に参戦することとなりました。
パーツ1つを見ても「パーツが4種類、属性が9種類、アーティアボーナスが2種類」と72通りがありますので、例えばレア8で特定のパーツを狙う場合、約1.388%程度の確率になります。
このパーツ集めからの生産だけでアーティア厳選が終了するのであれば話は簡単ですが、ここから書く復元ボーナスが本番になります。
復元ボーナス
ここまではアーティア武器の生産までを書いていきましたが、ここからは復元ボーナスについて書いていきます。
アーティア武器は生産後、復元強化することができます。復元強化はアーティア武器専用の強化方法で、ニビイロカネ、マダライロカネ、ギンイロカネ、ナナイロカネといった専用の強化素材(以下○○カネと記載)を使用します。

これら○○カネは、アズズでのモンスター素材消費による精錬によって入手したり、祭事のおすそ分けによって入手できます。
祭事のおすそ分けは、油湧き谷が異常気象から豊穣期or荒廃期に変化した時に発生します。ワイルズ発売当初、「油湧き谷を豊穣期にした状態で特定のフリークエストに出発→クエストリタイア→特定のフリークエストに出発→以下ループ」によって爆速で○○カネを稼ぐ方法が存在していました。が、当然ながら爆速修正されました。
復元強化は○○カネを鎧玉のように投入していくことで行います。ポイントが一定値溜まると復元段階1枠が進み「復元ボーナス」が付与されます。 復元ボーナスは最大5枠です。
1段階の復元に必要なポイントはレア6で100、レア7で600、レア8で3,000となっていて、レア8の5段階復元には15,000ポイント必要になります。これはナナイロカネ換算で50個であり、集めるのはなかなか大変です。
ちなみにアーティア武器は5段階復元すると、武器にギミックが追加されます。例えばアーティアハンマーであれば、抜刀時に打撃面が開き、溜め時に内部のロケットエンジンが点火したりします。
アーティア武器のスキルとスロット
レア8アーティア武器は、スロ3×3がある代わりに武器スキル無しの形になっています。
生産武器の場合、「何かしらの武器スキル+スロ3-2-1」の形になっていることが多いので、この差は複合装飾品で埋めることになります。
例えばスロ3の装飾品には「集中Lv3+火属性攻撃強化Lv1」などが存在する為、12レベル分のスキルを盛ることができます。
複合装飾品を揃えるのはそれなりに大変ですが、ワールドアイスボーン時代の攻撃Ⅱ装飾品を狙うよりもはるかに簡単です。
生産武器の場合、武器種と相性の悪いスキルが付いていることもあるので(双剣に抜刀術など)、 スロ3装飾品を3つ付けることができるのは、アーティア武器の自由度を高める要因の1つとなっています。
復元ボーナスの種類と付与上限数
復元ボーナスには基礎攻撃力強化、会心率強化、属性強化、切れ味強化(近接武器のみ)、装填数強化(ライト/ヘビィボウガンのみ)の5種類が存在しています。
このうち5つが復元ボーナスとして付与されることになり、どの復元ボーナスが付与されるかはランダムになっています。
それぞれの復元ボーナスには付与上限数が設定されていてますので、装填数強化×5という組み合わせは存在しません。効果、付与上限数は以下の通りです。
復元ボーナス | 効果 | 付与上限数 |
---|---|---|
基礎攻撃力強化 | 基礎攻撃力+5 | 5枠 |
属性強化 | 属性値+20~+80 (大剣は+80、片手剣・スラアク・操虫棍・弓は+30、双剣は+20、それ例外は+50) | 4枠 |
会心率強化 | 会心率+5% | 3枠 |
切れ味強化 (近接限定) | 切れ味+30 | 2枠 |
装填数強化 (ライト/ヘビィ限定) | 弾の装填数+1 | 2枠 |
これらの復元ボーナスのうち、狙った5つを復元ボーナスとして付与するというのが、アーティア厳選になります。
理想の復元ボーナスの組み合わせを追い求める場合、アーティア武器の生産→復元→理想の復元ボーナスが出なければ解体→生産→…というのが、俗に言うアーティア厳選であり、アーティアガチャとなります。
復元したアーティア武器を解体すると、復元強化に使ったポイント分の○○カネ+αが返ってきます。(5段階復元したレア8アーティア武器の場合、ナナイロカネ50個とギンイロカネ1個が返ってきます)
この際、生産に使ったパーツは返ってこないですが、パーツとゼニーさえ持っていれば、永遠とアーティアガチャを回すことができます。
肝心の、どんな復元ボーナスの組み合わせがゴール武器になるのか。については諸説ありますが、近接武器・弓であれば基礎攻撃力×5の組み合わせがゴール武器と言われる傾向にあります。
この辺りは私も良く分かりませんが、ダメージ期待値的に属性を持ったりするよりも攻撃力を盛る方が火力が出るみたいです。
ライト/ヘビィボウガンの場合、装填数強化×2+基礎攻撃力×3の組み合わせがゴールとなります。

ライト、ヘビィボウガンの場合、切れ味強化や属性強化が復元ボーナスとして付与されないので、それなりの試行回数があれば入手することは可能でして、私も持っています。ただ、これを火・水・氷・雷でそれぞれ入手するのはかなり大変ですが…。
復元ボーナスの仕様|理論値アーティア武器厳選
アーティア武器にどんな復元ボーナスが付くかは、実は生産した時点で5枠全て確定しています。
例えば、アーティア武器を3つ生産したとき、1つ目、2つ目、3つ目の順番に復元した場合でも、3つ目、2つ目、1つ目と逆の順番で復元した場合でも、それぞれに付く復元ボーナスは変わらないようになっています。
また、復元ボーナスは武器種ごと・レア度ごとに独立しています。どういう事かというと、例えばレア度8の大剣を生産したあとにレア度7の大剣や、別の武器種を生産しても、付与される復元ボーナスが変わることはありません。
アーティア武器を生産しても、セーブせずにゲームを終了することで生産前の状態に戻すことできることを活用して未来視が可能ですが、生産時点で復元ボーナスが決まっている仕様上、あまりメリットが無い気もします。(解体すれば○○カネも返ってくるし)
パーツ消費を抑えながら未来視をしていく方法も存在していますが、手間がかなりかかるので個人的にはオススメしません…。
アーティア武器の性能と生産武器の関係性
ワイルズでは全体的にアーティア武器>生産武器という性能になっていて、ほとんどの武器種ではアーティア武器が最終武器になります。
アーティア武器は、生産にアーティアパーツのみを使用する関係上、通常の武器生産過程をすっ飛ばして最終装備が生産できるので、モンスターの通常素材が不要になるなどの点で評価が分かれる部分があります。(とはいえ、モンスター素材は○○カネ生産時に間接的に必要となるのですが…)
一部、氷属性のジンダハド武器がある武器種(片手剣など)に関しては、なぜか生産武器が妙に優秀になっているので、アーティア厳選は他の属性から行う方が良いかと思います。他にも、狩猟笛は旋律と属性がかみ合っていない部分もあるので、生産武器の方が優秀だったりするなど、いびつなバランスになっているものも見られます。
アーティア武器の見た目問題
アーティア武器は、武器種によって見た目がダサい。メイン・サブ両方にアーティア武器を装備した時、今どっちを装備しているのか分からなくなる。パッと見て属性が不明。といった問題を抱えています。
ただ、この問題についてはディレクターレターにて、第2弾タイトルアップデートで武器の重ね着が実装されると予告されているので期待して待ちましょう。
第2弾タイトルアップデートは6月末予定となっています。